【Photoshop】デザインの基礎技術

〇画像ファイル形式

画像ファイルの形式には、以下の2種類が存在する。

・ビットマップ

ベクター

 

ビットマップでは、ドット単位に色情報を持っており、ドットの集合によって画像を表現する。

そのため、繊細な色表現ができ、ほとんどの画像ファイル形式がビットマップに対応している。

ただし、画像を拡大すると、ドットの集合だということが諸にわかってしまい、画像が荒くなる。

 

ベクターでは、画像データにおける色や形の情報が数値化されており、画像の拡大・縮小を実施してもコンピュータ上で数値の計算が行われ、画質が劣化しない。

その反面、繊細な色表現はできない点に注意が必要。また、画像ファイル形式の拡張子では、ベクター形式に対応していないものがほとんどのため、そのままWEB上にアップすることは難しい。

 

 

〇解像度

1インチ(2.54cm)の中にピクセル(色情報をもつ画素。ドット)がいくつ含まれているかを表す。

ピクセルパーインチ(ppi)やドットパーインチ(dpi)の単位で表される。

 

 

〇RAWデータ

Photoshopでは、カメラで撮影した写真の編集を行うことが多い。

デジタルカメラで撮影した写真の記録形式は、主にJPEGとRAWの2種類がある。

カメラの設定によって、どちらの形式で保存するか、もしくは両方の形式を作成するか選べる。

 

RAWデータでは、カメラがとらえる光の情報をそのまま画像データとして書き起こす、生のデータとなる。

PhotoshopでRAWデータを読み込ませると、RAW用の編集画面に切り替わる。写真の明るさや色味などを、画質を劣化させることなく、簡単に変えることができる。

ただし、RAWデータのまま画像として扱う場合は非対応の場合がおおく、JPEGに変換する必要がある。加えて、ファイル容量も大きい。

 

RAW画像のJPEGへの変換(RAW現像)には、LightroomPhotoshopプラグインであるCamera Rawで可能。