人と共通の話題がないからということで、なかなか友人ができない人を見た。
気持ちはわかる。知りもしない間柄で食事に行ったり遊びにいったりということは、相手との距離感を図る上でとても難しい。人間出来うる限り共通の趣味・話題のほうが、自分の知識を有効に活用できるし、話も盛り上がるものだ。
しかし、共通の話題がないことで人との接点をあきらめてしまうのはどうなのだろうか。今回はこの点についての考えを述べていく。
と、そんな私も人との関係を築き上げるのは下手だ。自分の知らない話題を振られればポカンとしてしまうし、知っている話題であっても相手に引かれないようにとできるだけ落ち着いて語りたいと意識している(出来ているかはさておき笑)。
では、共通の話題がない人は関係を築き上げていくことは不可能なのか。否、そうではないと考える。例えば、好きな人ができたとき、相手のことを知りたいと思い食事や遊び等のデートに誘う。この時、共通の話題がないからという理由"だけ"で相手との関係をあきらめるのかというと、そういう人は少ないのではないだろうか。
好きな相手の好きなものを知って、自分の世界と相手との共通点を作り上げていく。好きな人とと好きなものがすべて被っていることの方が珍しい。映画であったり、食べ物の好みであったり、自分の時間の使い方であったりと、多くが被っているということはないのではないだろうか。
あまり推論ばかり言われても、「いやいやいや、被ってますから!!」という方もいるだろう。もちろんそれはとても素晴らしいことだ。自分の好きなこと・ものが多い人はそのぶん人との共通点も作りやすい。
そうでない人の場合、まずは相手の話に興味を抱き、相手のことを好きになることで自分の世界を広げていく。そうすることで、おのずと共通の話題というものを作り上げていく必要があるのではないかと考える。
ということで、私も今後人との関係を築き上げていく際には肝に銘じておきたい。