リスクマネジメント

行動を考える

人の"行動"には必ず"リスク"が生じる

 仕事にしろ、遊びにしろ、行動する際にはリスクが生じる。例えば、旅行で大阪から東京へ行くとする。リスクとしては以下が考えられる。

交通機関での事故

・旅先での所有物の紛失

・慣れない環境での体調不良

等々

 

 どのような行動をする場合にも、リスクを考えたうえでの対応、リスクマネジメントが必要となる。プログラマーを少しやったからということもあるが、リスクマネジメントの考え方としてPMBOKというものがある。

 PMBOKはプロジェクトマネジメントの観点から、リスクに対してどのような考え方を持っておけばよいかという知識体系をまとめたものになる。PMBOKによるリスクマネジメントは大きく分けて以下の4点である。

・リスク回避…リスクそのものが発生しない方法をとる

・リスク転嫁…リスクから生じる損失を、他のものに受けてもらう

・リスク軽減…リスクによる損失をできる限り減らす方法をとる

・リスク受容…リスクを受け入れる

 

 先の旅行の例でいうと、交通機関での事故に備えて保険会社の保険を適用させるのが「リスク転嫁」、体調不良に備えて薬を準備しておくのが「リスク受容」といった形になる。

 

報連相の実行

 行動からは常にリスクが生じるが、自分の行動に伴うリスクをマネジメントするためには、報告・連絡・相談が必要となってくる。

 先ほどの旅行の例で保険会社や薬の準備などを挙げたが、これらを実行する前に両親や友人に一言連絡を入れておくだけでも、リスクに対する抑制が強く働く。大阪からの出発の時点でまずは"連絡"を行い、目的地である東京に着いたら"報告"をする。もちろん、出発前にリスクを洗い出して置き、リスクに対してどのように動けばよいかを周囲に"相談"することも大事だ。そうすることで、自分自身では気づかなかったリスクも見つけることができる可能性がある。

 

【まとめ】

・"行動"から生じる"リスク"を意識する

・"報告"、"連絡"、"相談"でリスクに対する体制を築く

・リスクが起きた時のことを考えて、リスクマネジメントを施す